矢印ナナメのブログ

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【Led Zeppelin】レッド・ツェッペリンのおすすめアルバム4選

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Led zeppelinは英国を代表する世界的ロックバンドです。ウォール・ストリート・ジャーナルが選ぶ『史上最も人気のあるロックバンド』でビートルズに次いで2位に選ばれ、トータルセールスは2億枚以上といわれています。この記事では、そんな巨大なバンドに興味を持ち始め、何から聴くべきか迷っている人のために、おすすめアルバムを4枚紹介します。その前に、軽くLed zeppelinの基礎的な知識も紹介しようと思います。

 

 

まず知ってもらいたい、基礎知識

 

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まず知ってもらいたいLed Zeppelinの基礎的なことをいくつか紹介します。

 

  • 1968年にデビュー、1980年にドラムのジョン・ボーナムが逝去したことにより解散。
  • シングルで曲をリリースすることがほとんどなく、テレビでの演奏も全くと言っていいほどなかった。
  • 長い曲が多く、聴き慣れるまでに時間が必要かもしれない(長い曲を聴くのに慣れると、好きな音楽の幅が広がります)。
  • スタジオ・アルバムは全部で9枚(最後のアルバムは下記の理由で生まれたアルバムのため、他作品と比べてかなり劣る)。

1980年9月25日、ドラマーのジョン・ボーナムが急逝。バンドは12月4日、解散声明を発表した。スワンソング・レコードは1974年、アトランティック・レコードとの間に「レッド・ツェッペリンのアルバムを5枚リリースする」という内容の契約を交しており、この契約を完了させるためにもう1枚アルバムを発表する必要に迫られたペイジは、レッド・ツェッペリンの12年の経歴における様々なセッションからの未発表音源を集めてアルバム化することとなった。ペイジは1981年夏から編集作業を開始し、ロバート・プラントおよびジョン・ポール・ジョーンズの協力を得て1982年はじめにトラックを完成させた。

引用元: 最終楽章 (コーダ) - Wikipedia

 

おすすめアルバム4選

 

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Led Zeppelinは全てのアルバムが名作であり、必聴アルバムなのですが、その中からあえて4枚を選びたいと思います(いきなり全てを聴くのは大変ですし)。これからLed Zeppelinを聴いてみたいと思っている人の参考になったら嬉しいです。

 

Led Zeppelin

Led Zeppelin 1 [DELUXE EDITION 2CD]

Led Zeppelin 1 [DELUXE EDITION 2CD]

  • アーティスト:Led Zeppelin
  • 発売日: 2014/06/24
  • メディア: CD
 

まず初めに紹介するのがLed Zeppelinの記念すべきデビューアルバムである『Led Zeppelin I』です。69年にリリースされた作品であり、全米売り上げ800万以上といわれています。Led Zeppelinの中でこのアルバムが一番好きという人も多いはず。一曲目の『Good Times Bad Times』から最後の楽曲まで勢いが衰えません。アルバムを初めから終わりまで通して気持ちよく聴くことができる作品です。

 

 Led Zeppelin II

Led Zeppelin 2 [REMASTERED ORIGINAL1CD]

Led Zeppelin 2 [REMASTERED ORIGINAL1CD]

  • アーティスト:Led Zeppelin
  • 発売日: 2014/06/04
  • メディア: CD
 

次に紹介するのが『Led Zeppelin II』です。1枚目のアルバムをリリースしてから、わずか9ヶ月後に発表された作品なのですが、内容は文句のつけようがないほど素晴らしい。1曲目の『胸いっぱいの愛を』や5曲目の『ハートブレイカー』など、印象的なギターリフの曲が多いのですが、僕は特に8曲目の『モビー・ディック』が好きです。歌詞がなく、長いドラムソロのある楽曲なのですが、何度聴いても飽きません。

 

Led Zeppelin

Led Zeppelin IV [REMASTERED ORIGINAL1CD]

Led Zeppelin IV [REMASTERED ORIGINAL1CD]

  • アーティスト:Led Zeppelin
  • 発売日: 2014/10/28
  • メディア: CD
 

Led Zeppelin Ⅳ』は1971年にリリースされた作品であり、多くのファンが最高傑作としているアルバムです。全米だけで2300万枚以上を売り上げ、今だにファンを増やし続けています。Spotifyでも一番聴かれているアルバムです。曲数は8曲と少ないですが、一つ一つのクオリティーが高く、いつ聴いても驚かされます。なかでも『 天国への階段』は誰でも一度は聴くべき楽曲です。

 

フィジカル・グラフィティ 

フィジカル・グラフティ

フィジカル・グラフティ

 

最後に紹介するのが1975年にリリースされた6枚目のアルバム『フィジカル・グラフィティ』です。Led Zeppelin唯一の2枚組の作品であり、アルバムの長さは1時間20分です。長いだけあって、アルバムを一気に聴くのは大変ですが、どれもいい曲ばかりなので、複数回に分けて全部を聴いてもらいたい。『カシミール』など、日本でも有名な曲が収録されています。

 

最後に

 

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Led Zeppelinには優れた作品が多く、一つの記事で全てを紹介することはもちろんできません。一度聴いただけでは良さがわからない曲も多いと思いますが、繰り返し聴いて損はないものばかりです。おすすめのアルバムを4枚紹介したわけですが、アルバムを通して聴くということが苦手だという人もいると思います。そういった人は、ベスト盤を聴くのもいいかもしれません。

 

Mothership

Mothership

  • アーティスト:Led Zeppelin
  • 発売日: 2015/12/04
  • メディア: CD
 

 

ちなみに、僕が以前書いた洋楽名盤ランキングでは『Led Zeppelin Ⅳ』が第1位になっています。そちらの記事も気になったらぜひ見てください。

 

www.yazirushi-naname.info

 

 

レイモンド・チャンドラーのおすすめ小説3選〜フィリップ・マーロウシリーズ〜

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みなさんはレイモンド・チャンドラーという作家をご存知でしょうか。半世紀以上前のアメリカの作家ですが、最近では村上春樹さんが彼の作品を翻訳したりしているので、それで知ったという人も多いでしょう。チャンドラーの作品はどれも素晴らしく、ぜひ読んでもらいたい。この記事では、まず知ってもらいたいチャンドラー作品の基本的なことと、三つのおすすめ作品の紹介をします。チャンドラーに興味はあるけど、どれから読めばいいかわからないという人の役に立てたら嬉しいです。

 

チャンドラー作品の基本的なこと

 

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チャンドラー作品についてまず知ってもらいたいことを軽く紹介します。

 

  • チャンドラーの長編作品は7つだけで、そのすべてが私立探偵のフィリップ・マーロウを主人公にした物語(遺稿を元にロバート・B・パーカーという作家が8作目を書いてます)。
  • フィリップ・マーロウシリーズはそれぞれ独立しているので、どこから読んでも問題ない(ただし、7作目のプレイバックには6作目で出てくる女性が登場するので、最後に読んだ方がいいかもしれない)。
  • 村上春樹をはじめ、清水俊二など、複数の人間が訳している(シリーズ全作品を訳しているのは村上春樹だけ)。
  • 文章が叙情的で読み応えがあるが、ストーリーにはおかしな箇所が少なからずある(ストーリーを楽しみたい人には向かないかもしれません)。
  • 私立探偵が主人公のハードボイルド小説であり、作品の持つ雰囲気や質感を楽しめる人はハマるが、そうでない人はちょっと退屈かもしれない。



3つのおすすめ作品

 

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チャンドラー作品についての基本的なことを知ってもらったところで、おすすめの3作品を紹介したいと思います。すべて同じシリーズの作品ではありますが、作品によって雰囲気や読後感がかなり違うので、一つ一つ新鮮味を持って楽しめます。

 

大いなる眠り

 最初に紹介したいのがフィリップ・マーロウの記念すべき第1作である『大いなる眠り』です。1939年に発売された作品で、すでに80年以上が経っているわけですが、まったく古さを感じません。チャンドラーのウィットに富んだ文章は1作目にして完成されているし、後年の作品と比べると物語に勢いがあります。ただし、ちょっと物語が分かりづらいし、説明不足な点もあります。僕が最初に手に取ったチャンドラー作品なのですが、正直に言うとその時は最後まで読めませんでした。文章の上手さには驚嘆したのですが、ストーリーがうまく飲み込めず挫折したのです。しかし、数年後に読み返したら、しっかりと最後まで読めたし、物語に入り込めました。多分ですが、初めて読んだときは、翻訳小説に慣れていなかったのだと思います。

 

 さよなら、愛しい人

 『さよなら、愛しい人』はフィリップ・マーロウシリーズの第2作で、1940年に発売されました。1作目の『大いなる眠り』と同じように文章の切れ味は鋭く、読者をぐいぐい物語の中に引きずりこみます。『大いなる眠り』と比べるとストーリーは分かりやすく、飲み込みやすいと思います。第2作目ではありますが、『大いなる眠り』より先に読んだほうが、フィリップ・マーロウシリーズの世界に入りやすいかもしれません(作品にストーリー的な繋がりはないので、この作品から読んでも問題ありません)。

 

ロング・グッドバイ 

ロング・グッドバイ(長いお別れ)』は フィリップ・マーロウシリーズの第6作目であり、最高傑作の作品です。他作品よりもページ数は多く、内容も濃いです。チャンドラーの文章には『大いなる眠り』や『さよなら、愛しい人』よりも落ち着きがあり、余裕があります。勢いはありませんが、そのぶん叙情さが増しているのです。ストーリーの出来も素晴らしいし、言葉の掛け合いも絶好調です。繰り返し読むことに耐えうる作品というのは滅多にありませんが、『ロング・グッドバイ』はそれに耐えうる稀有な作品です。全ての小説好きに読んでもらいたい一作です。

 

最後に

 

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チャンドラーの作品を読んでいると、自分がタフになったように感じることができます。それは錯覚にすぎないかもしれませんが、落ち込んだ時に『ロング・グッドバイ』のことを思い出すと、簡単に立ち直れたりします。それくらい『ロング・グッドバイ』の持つエネルギーは凄まじいのです(もちろん他作品も凄い)。僕にとっては人生の教科書みたいなもので、年に一度は読み返すし、度々手に取って自分を奮い立たせたりしています。ぜひ、みなさんにもチャンドラー作品を味わってもらいたい。

 

 

 



 

【中村文則】純文学が苦手な人にオススメしたい中村文則の小説4選

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純文学が苦手という人はかなり多いと思います。「内容が難しい」「ストーリーが面白くない」という二つの理由が大きいでしょう。そこで、僕が紹介したい作家が『中村文則』です。今回の記事では、どうして純文学が苦手な人に中村文則がオススメなのかという理由と、彼のまず読むべき4作品を紹介します。

 

 

純文学が苦手な人に中村文則がオススメの理由

 

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純文学作家は他にも沢山います。村上春樹安部公房太宰治芥川龍之介など、挙げたら切りがありません。 なのに、なぜ中村文則なのか。その理由について書いていきたいと思います。

 

ストーリーの面白さ

彼の作品は、純文学としての面白さ以外に大衆文学としての面白さがあります。しかも、その面白さは独特です。純文学を土台とした大衆文学と言えばわかりやすいかもしれません。そしてストーリー自体はわかりやすく、難しくない。なので、純文学的な面白さが理解できない人でも、簡単に楽しめる。ただし、暗い話が多いので、そういったものが苦手な人には合わないかもしれません。

 

文章が読みやすい

純文学と聞くと、やたら難しい表現を使ったり、想像しづらい比喩を使ったりする、というイメージを持っている人もいるでしょう。しかし彼の文章はかなり読みやすい。難しい表現は滅多にありません(稀にあります)。なので、純文学を普段読んでいない人でも楽に読むことができます。

 

文学性と大衆性が絶妙

先ほど、純文学の面白さと大衆文学の面白さがあると書きましたが、彼の作品はその割合が絶妙なのです。「大衆文学だとちょっと内容が軽いし、純文学だとちょっと退屈」と感じる人にとって、中村文則は貴重な存在です。楽しめて、考えられる、やはりそれがベストでしょう。

 

おすすめ4選

 

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中村文則に興味を持った人に、まず読んでもらいたい作品を4つ紹介します。彼の作品には、どれも根本に同じテーマがあるので、1つ面白いと感じることができれば、他の作品も楽しめると思います(もちろんその逆もある)。

 

掏摸 

掏摸 (河出文庫)

掏摸 (河出文庫)

 

まず紹介したいのがこの『掏摸』です。2009年に発表され、2012年には英訳版がウォール・ストリート・ジャーナル紙によって年間ベスト10小説に選ばれました。この作品の見所は、主人公が仕事をこなす描写です。スリというあまり馴染みのない仕事をこなす描写がリアルで、読んでい気持ちがいい。ストーリーの展開はスムーズで退屈しないし、内容もわかりやすい。この作品はページ数も少ないため、普段小説を読まない人でも気軽に読めるでしょう。

 

R帝国

R帝国 (中公文庫)

R帝国 (中公文庫)

  • 作者:中村 文則
  • 発売日: 2020/05/21
  • メディア: 文庫
 

『R帝国』は純文学にしては珍しいSF小説です。 国民は監視され、政府によって簡単に扇動させられます。この作品の特徴は、その派手な物語です。純文学の中ではかなり派手な方でしょう。近未来の兵器によってビルが壊されるし、兵士が銃で人を撃ち殺します。派手なだけあって読んでいて退屈しません(派手なら良いってわけではありませんが)。現実世界が舞台の文学に飽きた人にもおすすめできます。

 

教団X

教団X (集英社文庫)

教団X (集英社文庫)

  • 作者:中村 文則
  • 発売日: 2017/06/22
  • メディア: 文庫
 

『教団X』を中村文則の最高傑作に挙げるファンも多いでしょう。実際、僕も彼の作品で一番を選ぶなら『掏摸』か『教団X』です。 文庫で600ページほどある、そこそこ分厚い作品で、読むのに体力が入りますが、内容は濃いです。大胆に光と闇の二つを描いた作品で、どちらにも共感できるところがあります。ちょっと好き嫌いが分かれる作品かもしれませんが、一度は手にとってもらいたい。

 

銃 (河出文庫)

銃 (河出文庫)

  • 作者:中村 文則
  • 発売日: 2012/07/05
  • メディア: 文庫
 

 『銃』は中村文則のデビュー作です。すでに紹介した3作品と比べると、ストーリーは地味だし、平坦な印象があります。しかし、デビュー作でありながら、彼のどの作品にも共通して漂う独特な雰囲気と面白さがあります。中村文則の面白さが飾り気なく表現された作品と言えるでしょう。たぶん、『教団X』や『R帝国』がダイエットをして贅肉を落としたら『銃』になる。

 

 最後に

 

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オススメの作品を4つ紹介したわけですが、もちろん他にも良い作品があります。『悪と仮面のルール』や、『掏摸』と世界観を共有した『王国』。それにミステリーと純文学を合わせた作品である『私の消滅』。しかしまずは、この4作品を読んでもらいたい(できれば『掏摸』から)。『教団X』など、好き嫌いが分かれそうな作品も多い作家ですが、だからこそ、ハマる人はハマります。

ジャズ名盤10選〜初心者におすすめ〜

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皆さんはジャズに対してどんなイメージを持っているでしょうか?「オシャレだけれど、退屈そう」「どれも同じに聴こえる」など、マイナスなイメージを持っている人も少なくないでしょう。しかしジャズは、誰でも一度は聴くべき素晴らし音楽です。今回の記事では『初心者におすすめのジャズアルバム』を10枚紹介したいと思います。

 

 

1.Waltz for Debby

WALTZ FOR DEBBY

WALTZ FOR DEBBY

 

まず初めに紹介したいのがこのアルバム『Waltz for Debby』です。日本のジャズファンから熱狂的な支持を集めているアルバムで、日本だけで50万枚以上を売り上げています(ジャズとしては異例の売り上げ)。ピアノ・トリオ(ピアノ、ベース、ドラム)のライブ演奏で、ビル・エヴァンスのピアノはもちろん、料理を食べている観客の拍手や、食器の当たる音なども聴いていて心地いいです。

 

2.Cool Struttin'

Cool Struttin [12 inch Analog]

Cool Struttin [12 inch Analog]

  • アーティスト:Sonny Clark
  • 発売日: 2014/09/30
  • メディア: LP Record
 

最高におしゃれなジャケットが印象的なこのアルバムですが、内容もジャケットに劣らず素晴らしい。楽曲は日本人の耳に合うものが多く、ジャズをあまり聴かない人でもピンとくるアルバムだと思います。事実こんなエピソードがあります。

とりわけ日本で人気が高く、ジャズ喫茶で頻繁に流された。しかし、本国アメリカではヒットに結びつかず、ブルーノートの創設者アルフレッド・ライオンは、日本から本作の注文が殺到したことを不思議に思ったという。

引用元:ソニー・クラーク - Wikipedia

ちなみに、表題曲である『Cool Struttin'』はアニメ『家庭教師ヒットマンリボーン』のサントラとかなり似ています。子供のころにリボーンを見ていた僕は、『Cool Struttin'』を初めて聴いたとき「これリボーンじゃん」と反射的に脳内で呟きました。

 

3.ザ・ケルン・コンサート

ケルン・コンサート

ケルン・コンサート

 

『ザ・ケルン・コンサート』はキーズ・ジャレットによる、即興ピアノ・ソロ・コンサートを収録したアルバムです。即興でしかもピアノ・ソロのアルバムを聴いたことがある人は、ジャズファンじゃない限り滅多にいないでしょう。それに「即興の演奏なんて本当に良いのか」と言いたくなる人もいるはず。しかしその心配は無用です。このアルバムは全世界で400万枚を超える売り上げを出した文句なしの名盤なのです。特に一曲目は誰もが思わず息を飲んでしまうほど神秘的な音の流れになっています。

 

4.モーニン

モーニン

モーニン

 

表題曲である『モーニン』は誰でも一度は聴いたことがあるでしょう。もし初心者にオススメするジャズを一曲だけ選ぶなら、僕は『モーニン』を選びます。『モーニン』は一度聴いて、すぐに「良い」と思える曲です。もちろん、他の楽曲も優れています。『モーニン』だけでのアルバムではありません。

 

5.Saxophone Colossus 

Saxophone Colossus

Saxophone Colossus

 

『Saxophone Colossus』は56年にリリースされ、当時から高い評価を得ていたアルバムです。特徴的な曲が多く、ジャズを聴きなれていない人でも楽しめる内容なので、ジャズ入門としても最適なアルバムでしょう。僕は一曲目の『St.Thomas』の出だしのドラムを聴いてすぐに好きになりました。

 

6.カインド・オブ・ブルー

カインド・オブ・ブルー+1

カインド・オブ・ブルー+1

 

ジャズの名盤を選ぶとしたら、このアルバムを入れないわけにはいかないでしょう。モダン・ジャズの帝王と呼ばれるマイルス・デイヴィスが59年にリリースし、全世界で1000万枚を超える売り上げを出した驚異的なアルバムです。もちろん、ジャズのアルバムではもっとも売れた作品になります。ジャズを聴くならスルーできないアルバムでしょう。

 

7.Return To Forever

リターン・トゥ・フォーエヴァー

リターン・トゥ・フォーエヴァー

 

チック・コリアが72年にリリースしたのがこの『Return To Forever』です。40分以上あるアルバムですが曲数はたったの4つです。前半の二曲は暗めの曲調で、後半の二曲はかなり明るい。レディオヘッドのKID Aとかが好きな人はハマるかもしれません(特に前半の二曲)。

 

8.サムシン・エルス

サムシン・エルス+2

サムシン・エルス+2

 

ジャズの定番アルバムの一つがこの『サムシン・エルス』です。キャノンボール・アダレイというインパクトの強い名前のアルト・サックス奏者が出したアルバムですが、どうやら実際はマイルス・デイヴィスがリーダー的な立ち位置だったみたいです。このアルバムで注目するべきなのが一曲目の『枯葉(Autumn Leaves)』です。『枯葉』はジャズのスタンダードですが、数あるカバーの中でもこの『枯葉』は一品です。

 

9.We Get Requests 

We Get Requests

We Get Requests

  • アーティスト:Peterson, Oscar
  • 発売日: 2009/11/06
  • メディア: CD
 

ジャズはどうしても落ち着きのある曲が多いのですが、この『We Get Requests』は愉快な曲が多く、「ジャズは地味だ」「ジャズは退屈だ」と思っている人にぜひ聴いてもらいたいです。特に二曲目の『Days Of Wine And Roses』は必聴です。

 

10.Portrait in Jazz

Portrait in Jazz [12 inch Analog]

Portrait in Jazz [12 inch Analog]

  • アーティスト:Evans, Bill
  • 発売日: 2010/09/07
  • メディア: LP Record
 

最後に紹介したいのがこのアルバム『Portrait in Jazz』です。一枚目に紹介した『Waltz for Debby』と同じビル・エヴァンスの作品です。彼の代表作であり『Waltz for Debby』と並んでジャズの名盤として知られています。『Wlatz for Debby』よりも明るく、こちらの方が聴きやすいかもしれません。先ほど紹介した『サムシン・エルス』同様、ジャズの超スタンダードナンバーである『枯葉』もあります。こちらの『枯葉』も絶対に聴くべき名曲です。

 

最後に

 

f:id:Yazirushi_Naname:20201215141549j:plain初心者におすすめのジャズ名盤を10枚紹介したわけですが、もしかすると後に改訂版を出すかもしれません。やはり音楽というものは、聴く時期によって好みが変わるし、もしかすると新しい名盤に出会うかもしれないからです。ちなみに、今回の記事ではビル・エヴァンスマイルス・デイヴィスと表記しましたが、ジャズ好きで有名な村上春樹によると正確には『ス』ではなく『ズ』が正しいようです。要するに、ビル・エヴァンズ、マイルス・デイヴィズ、ということです。

【HSP】繊細な人はどうやって生きていくべきか

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最近、本屋に行くとよくHSP(繊細な人)についての本が平積みされています。Youtube中田敦彦さんが「繊細さん」の本を紹介していたり、ますます注目度は上がっているように思います。

 

 

僕も自分がHSPなのではないかと思えるときが度々あります。自己判断なので難しいところですが、自分なりの体験とその対処の仕方を書いていきたいと思います。

 

  

そもそもHSP(繊細さん)とはなんなのか

 

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HSP(繊細さん)についての基本的なことを紹介します。 

まずは、HSPの概要について。

ハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)とは、高度な感覚処理感受性を、気質として持つとされる人のこと。 精神医学上の概念ではなく、病気や障害でもないので、DSM にも指定はされておらず、医療機関HSPという病名を付けられることはない。

 引用元:Wikipedia

ようするに、HSPとは「とても敏感な人」を表した言葉のようです。そして、HSPは病名ではなく、気質ということです。 

次に、HSPの四つの性質ついて。

HSPの根底には「深く処理する」、「過剰に刺激をうけやすい」、「全体的に感情の反応が強く、共感力が強い」、「ささいな刺激を察知する」4つの性質があります。

 引用元:薬に頼らないビジネスパーソンの為の心療内科・ ベスリクリニック東京

この四つのどれかに当てはまるという人も多いのではないでしょうか。僕も「過剰に刺激をうけやすい」「ささいな刺激を察知する」の二つはとくに当てはまります。

 

僕のHSP(繊細さん)体験

 

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僕が日常生活を送るなかで感じたHSPの体験をいくつか紹介したいと思います。

「なんだ、自分だけじゃないのか」と安心してもらえたり、「なるほど、これがHSPの症状なのか」と理解を深めてもらえたら嬉しいです。

 

他人が怒られているのに、自分が怒られている気分になる。

これは割と多くの人が共感してくれるのではないでしょうか?

道を歩いていて誰かが怒鳴っていたりすると(もちろん自分にではなく他人に)まるで自分が怒鳴られているかのような気分になって、体が強張る。

 もちろん頭では自分に怒鳴っているのではない、と理解できているのですが。

音にやたら敏感

これもまた共感できる人が多いかもしれません。

例えば、読書をしているときに物音がすると、その音が気になって集中できません。大きい音ではなく、小さな音でもだめなのです。しかも、数回音がなっただけで「また鳴るぞ」と脳みそが身構えてしまう。そのせいで、そこそこ静かな環境でも集中できず、イライラしてしまう。疲れるし、ストレスが溜まる。

匂いに敏感

臭い匂いが気になるのは普通です。しかし、僕はちょっと過敏なほど気になるのです。

外を出歩いていると、車の排気ガスが気になり、通り過ぎるときは息を止めます。他にも、タバコの匂いを少し嗅いだだけで気分が悪くなる。

もちろん、体臭にも敏感で、電車で隣に座った人が少しでも臭うと大変です。目的の駅につくまで修行をしているような気分になります。

 

対処法

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僕は自分なりに「繊細さ」と折り合いをつけて生活できています。

もちろんそれは完全ではありませんし、今でもよく繊細さが気になります。しかし、完全を求めるのはよくありません。なぜなら、人間は完全になることはできないからです(これが大事)。

というわけで、自分なりの対処の仕方を紹介します。

 

ただ「反応したな」と確認するだけ

もし、自分が怒られているように感じたら「あ、自分が怒られているように感じている」と頭のなかで確認するのです。

そうすることで自分のことを客観的に見ることができ、冷静さを取り戻すことができます。

これは何にでも応用がきき、ただ「反応したな」と確認するだけで、多くのことをスルーすることができるようになります。

ちなみに、これは「反応しない練習」という本に書かれていることを自分なりに応用したものです。

 

 

無理せず耳栓

僕は読書をするとき、イヤフォンで音楽を聴きます。もちろん、音楽が聴きたいのではなく、耳栓代わりです。

周りの音というのはどうしても気になる。気にならないようにすることは難しい。なので、潔く耳栓をします。

僕の場合、周りの音(自分の意志ではなく不確定な音)は気になるのですが、自分が出す音(決まった音)は気になりません。なので、小さな音でジャズを流しながら読書をしたりします。

音楽を聴きながら読書をするのはアリなのかナシなのかについて書いた記事もあるので、よかったら見てみてください。

 

www.yazirushi-naname.info

 

 慣れることもある

先ほど、車の排気ガスの匂いが気になると書きましたが、実はもう慣れました。そもそも、昔はまったく気になってなかったのです。当たり前に車の横を歩いていました。あるとき、匂いが気になりだしたのです。

少し前、堂々と排気ガスを吸いながら散歩をしたところ、匂いに慣れ、気にならなくなりました(まあ、体に悪いことには変わりありませんが)。

要するに、慣れる場合もあるのです。

ただ、タバコを吸っている人とすれ違うことはあまりないので、慣れていません。

 

最後に

 

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すでに書きましたがHSPとは病気ではなく気質です。なので「治そう」とするのではなく「上手に付き合う」ことが大切です。

HSPは不便ですが不幸ではありません(なんだかヘレン・ケラーみたいですが)。

実際に、不便さを感じることは多々ありますが上手に付き合えば十分に生きていけます。

割とあっさり解決して拍子抜けすることもあります。

最後になりましたが、もしこの記事を読んだ人の生活が少しでも良くなったら嬉しいです。